ベールの街。

事務所はテラスハウスタイプの古い集合住宅の一画にあるのですが、この集合住宅は今、長期修繕計画に基づいて、外壁の塗り替えをしています。

私たちがここへ入ってからも、屋根防水の更新や、排水系統の延命工事など、年度毎にいろいろ工事がありましたが、仮囲いに覆われるのは初めて。

私はこの仮囲いに囲まれた状態が結構好きです。

薄いグレーのベールで抽象化された建物は、なんだかとってもカッコイイ！

特に集合住宅（マンション）は、バルコニーや共用廊下や階段など、外装の凸凹が一つの面に均され、率直なボリュームだけの姿になるので、ことさらその魅力が際立ちます。

周辺でも中高層のマンションが数棟同時に仮囲いを纏うことがありましたが、その都度、仮初めの姿に萌えてます。

ベールに灯りが滲む夕暮れ時は、もうサイコーです。