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ゲーリー展
- yh
- 2015年10月16日
- 読了時間: 2分
7月のニーマイヤー展に続いて、専門学校の課外授業で21_21 DESIGN SITE で開催されている「建築家フランク・ゲーリー展」を見て来ました。
唯一無二の建築を作るゲーリーの建築を生み出す過程を紹介した展覧会です。
徹底したコンピューティングで、設計から生産・施工まで管理するその手法は、とても刺激的でした。
一見とても複雑に見える建築が、とても合理的な作られ方をしていて、コストや時間を適切にコントロールできているところがスゴイ。
その過程を説明するビデオを私の近くで見ていた若者が、「スゲエ、スゲエ・・・」を連発していたのに、私も心のなかで「すごいよねぇ」と相づちをうったのでした。
実に四半世紀を費やして育んだその設計手法を以て、ゲーリーは「もはや建築家はダメな建築をつくるいいわけはできない」と言い放ちます。背筋を伸ばされる思。。。
やはり独創的な建築をつくっているザハの事務所では、もうほとんど模型をつくらず、基本的にコンピュータの中で造形していくそうですが、ゲーリーの建築の発想は、「手」を使って模型を作りまくるところから生みだされるそうで、私としてはゲーリーに共感を覚えます(デザインはザハの方に魅力を感じますが。。。)。
羨ましすぎるほどに広い彼の事務所では、巨大な模型がたくさん生産されていて、建築への熱い想いが伝わってきました。
