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すみだ北斎美術館
- yh
- 2017年1月20日
- 読了時間: 1分
専門学校の課外授業で、SANAA設計の『すみだ北斎美術館』を見学してきました。
風が強くて冷たかったのですが、空は抜けるような青空で、そのブルーが金属パネルに鈍く反射して淡いグラデーションを作り、浮世絵のそれのようでした。
館内は残念ながら常設展をしている一部のみしか見る事ができませんでしたが、外部との関係のとりかたが気持ちよく、ブームが去って来館者数が落ち着いたら、ゆっくり来てみたいと思いました。
攻めた納まりが多く、学生も「どうなっているのか?」に興味津々。
普段、課題ではそこまでは考えない実物大のモノの出来かたを実感していたようです。
あちこちに運営上、不測の事態への対処のあとが見られましたが、こうした建物をスマートに使いこなせるかが文化というものなのかな、と考えさせられました。
帰りのタイミングには、隣接する公園で子供達が楽しそうに遊んでました(子供は風の子!)。
建物はとても得意な表情を見せながら、程よいボリューム感で街のなかに佇んでいます。
ここで育つ子供達の記憶に、この風景がどのように沈殿していくのかな?
